テコンドー、世界の強豪国から期待の日本人選手を今から占う

テコンドー 競技種目

テコンドーが盛んな国は増えても発祥地である韓国が一歩リードしていますが、東京オリンピック2020では男女ともに様々な国がメダル争いに絡んでくる可能性が高いです。国際色豊かな戦いが期待できますが、この中でも日本人選手がどの程度通用するのか興味は尽きません。
東京オリンピック2020では幕張メッセを試合会場にするため日本人選手の試合が気になり、韓国の躍進を止めれるかに注目されます。最近では有望選手も増えているため、本大会ではどのような試合になるか注目されるところです。
東京オリンピック2020でのテコンドーは日本人選手では男子58キロ級の鈴木セルヒオ選手や女子49キロ級の山田美愉選手、57キロ級の濱田真由選手が注目され、現在では67キロ級で岡本依子選手が銅メダルを獲得しただけのため20年ぶりにメダルを獲得できるか注目されます。

テコンドーの歴史

テコンドーの歴史
テコンドーといえば韓国が発祥の国技で、蹴り技を使う演技として戦後に発展しました。現在では世界テコンドー連盟には207カ国以上が加盟しており競技人口も7000万人以上と国際的なスポーツとして注目されています。
オリンピックで競技として採用されたのは、1988年のソウル大会と1922年のバルセロナ大会の公開競技を経て、2000年のシドニー大会から正式種目となりました。
テコンドーは組手のキョルギと型のプムセがあり、東京オリンピック2020ではキョルギが採用されることが決まりました。ダイナミックで華麗な蹴り技が人気ですが、キョルギはコートの中で行われ相手に直接攻撃を当てるフルコンタクトで、選手は頭と胴に電子防具を付けてパンチや蹴りなどを当てることでポイントになります。

オリンピック出場選手枠

オリンピックのテコンドーは2000年のシドニー大会で正式競技になり、2012年のロンドン大会までは韓国など特定の国のメダルの独占を避けるため、1カ国につき男女2階級ずつで最大4階級までした出場できませんでした。しかし、2016年のリオデジャネイロ大会からはランキングポイントで出場権を獲得した選手は出場が制限されないことになり、現在に至っています。実施階級は男女各4階級が5大会連続でそのまま維持され、2020年の東京大会では6回目になります。

世界の強豪国

世界の強豪国
メダル獲得数は発祥国の韓国が12個の金メダルを筆頭に合計で19個のメダルを獲得し、7個の金メダルなど合計で10個メダルを獲得した中国が続いています。日本は銅メダルが1回しかなく世界とは大きく水を開けられていることが現状です。韓国や中国以外の強豪国はアメリカ合衆国やメキシコなどがあり、最近ではイギリスやイランなどが続いています。

男子(世界の強豪国)

基本的に強豪国は男子の重量級になると韓国が中心ですが、他の階級になると幅広い国々の選手が活躍しています。日本人選手は現在までメダル獲得まではいかないものの、今後の動向が注目されます。
男子の強豪国は発祥の地の韓国を筆頭に、中国やタイ、トルコ、ロシア、イラン、イギリスなど次々と出現しています。前回のリオデジャネイロ大会では2個のメダルを獲得したアゼルバイジャンなどもあり、これらの国々が注目されるところです。2大会連続で金メダルを獲得した選手はいないため、それほど続けて勝つことが難しく2020年の東京大会では2016年のリオデジャネイロ大会の選手がそのまま表彰台に立つことが難しいと言われています。

女子(世界の強豪国)

女子の強豪国は韓国と中国が代表格で、銀メダルにはフランスやイギリスの選手も躍進しています。テコンドーはスポーツの後進国であっても比較的強化しやすく、上を狙いやすいことや個人競技のため強化するための環境や器具が少なくて済むことが特徴です。

日本人選手の活躍の歴史

日本人選手で唯一テコンドーでメダルを獲得した岡本依子選手は2000年のシドニー大会で銅メダルを獲り、日本もテコンドーの人気や知名度を上げることに貢献しました。岡本依子選手が所属する67キロ級の金メダルは韓国の選手が独占し、メダル獲得選手はフランスやギリシャなどヨーロッパ勢がいます。

日本人の注目選手

日の丸JAPAN

男子(日本人の注目選手)

男子では58キロ級の鈴木セルヒオ選手で、前回のリオデジャネイロ大会まであと一歩のところで逃しました。その相手の中国の選手は金メダルを獲得し、鈴木セルヒオ選手が東京オリンピック2020にかける思いも強くなっています。また、同じ58キロ級で2016年の全日本学生選手権で優勝した前田寿隆選手も有望で、若手選手も多く育っているため期待できる競技です。

女子(日本人の注目選手)

女子では2000年のシドニー大会で岡本依子選手が67キロ級で銀メダルを獲得しましたが、その後はメダリストがいないまま現在に至っています。
2012年のロンドン大会では57キロ級で5位入賞、そして2015年の世界選手権で優勝した濱田真由選手は2016年のリオデジャネイロ大会では9位に終わっています。東京オリンピック2020で出場が決まれば3大会連続になり、メダルを獲得できるか注目されるところです。
他にも注目選手は49キロ級の山田美愉選手でアジア大会で銅メダルを獲得し、東京大会では大きな弾みになったようです。2016年のリオデジャネイロ大会では日本代表選考会で靭帯を負傷し、日本代表の最有力候補でしたが出場できないままに終わりました。

ルール・競技概要

ルール・競技概要
東京オリンピック2020の正式種目である「テコンドー」について、あまり馴染みのない方にもわかるように「どんな競技なのかな?」という部分をまとめてみました。
テコンドーは、日本の空手とよく似ているスポーツです。テコンドーは、日本で空手や柔道が愛されているのと同様に、韓国の国技として韓国国民にとても愛されているとても歴史高いスポーツです。

階級

テコンドーは、八角形の形をした8メートルのマットを使用します。競技スタイルはトーナメント方式を採用しています。そして、柔道の様にランクは体重別に振り分けられています。
テコンドーは通常の大会では男女各8階級ですが、オリンピックでは各4階級になります。男子は58キロ級、68キロ級、80キロ級、80キロ超級で、女子は49キロ級、57キロ級、67キロ級、67キロ超級です。

試合時間

試合は、1ラウンド2分の時間設定がされており、2分3ラウンド制が採用されています。
ラウンド途中のインターバルの時間は1分間です。

勝敗の決め方

勝敗は何で決まるかというと、選手両者のポイント獲得が多いの選手が勝ちという形で勝敗が決まります。
試合は個人戦で、1対1で戦われます。決まりとして、ポイントが入る身体の部位は胴体と頭部のみになっています。

装着するもの

対戦中は必ず胴体部にはプロテクター、頭部にはヘッドギアを装着する事が義務付けられています。
胴体部と頭部に攻撃を加えて、より多くポイントを稼いだ選手が勝利となります。攻撃を加える時の決まりとしては次の様な決まりがあります。

  1. 技であるパンチで攻撃が出来る部分は胴体部のみです。パンチは頭部に行ってはならず、仮に行ってしまった場合は反則行為と見なされます。
  2. もう1つの技であるキックで攻撃のが出来る部分は頭部と胴体部です。この基本原則に乗っ取って、各部位と攻撃の技の組み合わせでポイント配分がされており、その獲得ポイントの合計が勝敗に大きな影響を与えます。

ポイントの振り分け

ポイントの振り分けは下記の様になります。

  • 1ポイント:胴体部へのパンチ
  • 2ポイント:胴体部へのキック
  • 3ポイント:胴体部へ回転系キック
  • 4ポイント:頭部へのキック
  • 5ポイント:頭部への回転系キック

回転キックとは、飛びながらの回し蹴りなどのスピンしながらキックをする技の事を言います。ポイント制の競技という事で、それではポイントをより多く稼ぐにはどうすればよいでしょうか?

テコンドーで重要なもの

テコンドーという競技で一番重要視されているのはスピードです。攻撃力の強さよりスピードが最重要視されています。つまり、対戦相手よりもいかに早く攻撃をしかけてポイントを早く多く稼ぐかを常に頭において戦います。
スピード重視なので、もちろん、1発ヒットでKOとなる場合もあります。相手に技がヒットされて立ち上がれない状態になると、審判が10カウントを取ります。その10カウントの間で、戦う意思表示を示さなければKOで勝利となります。しかし、頭部へのパンチでのKOはならず、この場合は反則行為と見なされます。

ゴールデンポイントラウンドとは

ルールをもとにして、3ラウンドを個人戦で戦い、獲得したポイントの合計を競います。もし、万が一3ラウンド終了後に同点だった場合は、「ゴールデンポイントラウンド」という特別ラウンドに進む事になります。この「ゴールデンポイントラウンド」で、1ポイント先取した選手に軍配が上がります。
スピード重視競技という事で、特にこの「ゴールデンポイントラウンド」ではスピード感がとても大事になってきます。スピード感が重要という事とルールは覚えるのには難しくなく完結である事。そして、テコンドーはスピン系の回転技が決まった時のカッコよさもありとても見ごたえのある競技だと思います。

まとめ

まとめ
東京オリンピック2020におけるテコンドー競技は6回目と歴史は浅いですが、発祥国の韓国以外にも中国など多くの強豪国が出てきています。また、他の競技のように同じ選手が連続して優勝することもなく、大会ごとに新たな戦力が出てくる傾向が強いです。
東京大会は半世紀ぶりに日本で開催されテコンドー競技が導入されてからは初めてになり、同じような格闘技で初めて正式競技になる空手と共に注目されます。テコンドーはダイナミックで華麗な競技としてファンも増えているため、韓国や中国以外の強豪国が現れることを期待したいです。また2019年の夏以降のテコンドーの世界大会は9月に千葉でワールドグランプリシリーズが行われ今後の展望を占うことができます。
日本におけるテコンドーの歴史はまだまだ浅いですが、その中でも記念すべき第1回目のシドニー大会で岡本依子選手が銅メダルを獲得しています。
2020年はそれから20年の節目になり自国開催で若手選手も台頭しているため、今後の展開がどのようになるか興味深いです。日本の選手は近年では世界選手権でも好成績をおさめているため次回の東京オリンピックにも期待できます。

タイトルとURLをコピーしました