日本のお家芸への復活を期待2020バレーボールを楽しむ為、展望・歴史・ルールの確認

バレーボール 競技種目

オリンピックでのバレーボール競技は国際バレーボール連盟の3大公式戦の1つで、1964年の東京オリンピックで正式競技になりました。1996年のアトランタオリンピックではビーチバレーも種目に加わり、参加チーム数はバレーボールが12でビーチバレーが24になっています。1964年の東京オリンピックでは日本が男子が銅メダル、女子が金メダルを獲得したことで一躍注目されました。

日本男子の歴史と強豪国

その後は男子が1968年メキシコオリンピックで銀メダル、1972年のミュンヘンオリンピックで金メダル、1976年のモントリオールオリンピックで4位を最後に2016年のリオデジャネイロオリンピックまで40年にわたって入賞することがなくなっています。男子の強豪国はアメリカ合衆国やブラジル、イタリア、ロシアが多く、大会ごとに順位が変動する傾向が強いです。

女子の歴史と強豪国

一方の女子は1964年の東京オリンピックでは金メダルを獲得し、1968年メキシコシティオリンピックでは銀メダル、1972年ミュンヘンオリンピックでも銀メダル、1976年のモントリオールオリンピックでは金メダルを獲得し、1984年のロサンゼルスオリンピックで銅メダルを獲得してしばらくはメダルなしでしたが2012年のロンドンオリンピックで銅メダルを獲得して再び注目されています。
女子ではロシア(ソビエト連邦)やポーランド、キューバ、中国、ブラジル、アメリカ合衆国などが強豪国で、1988年のソウルオリンピックまではソビエト連邦が金メダルをほぼ独占していました。1992年のバルセロナオリンピックから2000年のシドニーオリンピックまでキューバが3大会連続で金メダルを受賞しています。その後は中国とブラジルが2回ずつ金メダルを受賞し、アメリカ合衆国が健闘しています。

メダル獲得数は男子も女子もロシアが一番多く、日本は4位にランクインするなど世界的に注目されています。他の強豪国はアメリカ合衆国やブラジルで、男子ではオランダ、セルビア、ポーランド、女子では中国、キューバの躍進が目立っています。

オリンピック出場枠

オリンピック
日本のオリンピックにおけるバレーボールは初期の頃は日本のお家芸と呼ばれていた時期もありましたが、最近では世界トップクラスに届かない状況が続いています。それでも、日本のメダル獲得の期待がかかる競技で、2020年の東京五輪では地元開催のため注目されています。現在の出場枠は開催国として日本が出場しますが、ワールドカップで2ヶ国、5大陸予選で1ヶ国ずつ、世界最終予選で4ヶ国の12ヶ国です。
出場国数は男子は1964年の東京オリンピックと1968年のメキシコシティオリンピックは10、1972年ミュンヘンオリンピックでは12、1976年のモントリオールオリンピックでは9、1986年のモスクワオリンピックや1984年のロサンゼルスオリンピックでは10と増減を繰り返し、1988年のソウルオリンピックから12になり現在に至っています。
女子は1964年の東京オリンピックでは6で、1968年のメキシコシティオリンピックから1996年のアトランタオリンピックまで8で、2000年のシドニーオリンピックから12になり現在まで続いています。オリンピックにおけるバレーボールの歴史は常に変わり、今後の展開が興味深いです。

1次ラウンドと決勝トーナメント

大会形式の歴史は1リーグ総当り制で行われていましたが、最後の大会が終わる前に優勝が決まってしまうこともあり試合に関する興味が最後まで続かないという欠点がありました。このため、1972年ミュンヘンオリンピックで1次ラウンドと決勝トーナメントに分ける大会方式が採用され、出場チームは1996年のアトランタオリンピック以降は男女とも12チームです。

過去の栄冠と今

日の丸JAPAN
日本のバレーボールは1964年の東京オリンピックで女子が優勝し、東洋の魔女と呼ばれて世界に強さが知れ渡ったことでも有名です。男子も銅メダルを獲得するなど日本のお家芸とも呼ばれ、地元の東京で開催されたこともあり注目されました。現在では男子女子ともに高さや強さがあるアメリカ合衆国やブラジル、ロシアなどが圧倒し、日本が立ち向かうことが難しくなっています。
現在の日本代表は男子が中垣内祐一監督、女子が中田久美監督で、バレーボール日本代表の常連として活躍しました。初期の頃は回転レシーブや時間差攻撃などを得意として快進撃をしていましたが、近年ではアメリカやヨーロッパなどの高さやパワーに苦しめられるようになりました。しかし、情報端末で戦況を分析して活用するシステムを用いることでその差を縮めることに成功し、女子では2012年のロンドンオリンピックで銅メダルを獲得するなど躍進しました。このため、バレーボールといえば女子に注目され、ラリーが続きやすくて粘り強くて高さと力で封じ込める男子と比べると楽しめることが特徴です。

東京オリンピック2020の展望

2020の展望
強豪国として日本のライバルになる国といえばブラジル、アメリカ合衆国、ポーランド、イタリア、ロシアで、サーブの速さと長身選手のブロックなどに苦しめられそうです。女子は中国、アメリカ合衆国、セルビア、ブラジル、ロシアが強豪国で、速攻やフェイントなど様々な戦術で対抗してきます。
男子バレーボールの注目選手の筆頭格は石川祐希選手で、191センチの長身で10年に1人の逸材と言われています。最近ではイタリアセリエAに留学するなど海外を経験し、打点の高さとコースを打ち分けるテクニックなどすべてを使いこなすオールラウンドプレイヤーとして注目されています。他にも柳田将洋選手は石川選手と同様に破壊力があるサーブを武器に活躍し、山内晶大選手は204センチの長身で高さのあるプレーが特徴で強化指定選手に選ばれています。
女子は長岡望悠選手はジャンプ力が武器で、サウスポーから放たれる強いスパイクは圧巻です。石井優希選手は木村沙織選手の後継者として注目され、強いスパイクが特徴です。他にも東京オリンピックの強化指定選手に選ばれた古賀紗理那選手や春高バレーで下北沢成徳高等学校を優勝に導いた若手の黒後愛選手などもいます。

ルール・競技概要

まずバレーボールをする上での人数ですが、基本的に6人制または9人制になります。その中で東京オリンピックでは6人制のバレーボールを行うことになりました。
人数が少ないので、日本の選手の誰がどこにいるのかわかりやすいです。そして6人対6人で真ん中のネットを挟んで分かれて試合を行います。ちなみにコート内に入れる選手が6人というだけであって、あと6人をベンチ入りさせることができますので合計すると12人の選手がいることになります。
12人の選手の中から6人の選抜メンバーが選ばれて試合を始めるわけなのですが、その6人の選手の中にはリベロといわれるいわゆるオールラウンダーの選手がいます。1人だけユニフォームの色が違うのでわかりやすいです。他にもセッターといって、レシーブされたボールをトスしてアタッカーの選手に良いボールをつなげる役割をする選手もいます。どの選手がどんな役割があるのかを見ながら見つけるのも面白いものです。

先行になったチームは、まず後方の白線の外から相手チームのコート内をめがけてサーブをします。そのサーブによって打たれたボールを相手チームは落とさずに3回のトスやレシーブ、スマッシュなどで相手コートに返さなければいけません。もしも3回以上自分のチームのコート内でボールを打ったり、地面に落としてしまったならそれは禁止なので相手側の得点となってしまいます。つまり大切なのはとにかく相手コートの中に3回以内にボールを返すことになります。相手からどんなに強いアタックでボールが返ってきたとしてもとりあえず受け止めることが重要なのです。

禁止事項

禁止事項
ただ、バレーボールには禁止事項がいくつかあります。まず1つ目は、いくらボールが自分の近くにあるからといっても同じ選手が2回ボールに触ってはいけません。1度ボールをトスしたりレシーブしたなら、次は自分チームの他の誰かに譲らなければいけません。同じ選手が2回以上ボールに触ってしまうとそれは相手チームに1点をあげることになってしまうので注意が必要です。
他にも、キャッチボールといってボールをトスしたりレシーブする際に1度自分の手の中でボールを止めてしまってはいけません。選手はボールを手の中ではなく、手のひらや指先で受け止めなければならないのです。また、ボールを高い位置に上げてもらった時に相手コートに強くて速い球を打つ(アタック)際に、ネットにタッチしてはいけません。
タッチしたことがわかった場合、いくらボールが相手コート内の地面についたとしても得点は相手チームに入ってしまいます。最後に気をつけなければならない点は、白線内にボールを入れるということです。相手コート側にボールを3回以内に返せたとしても、白線の外についてしまったらそれは相手の得点になります。

ポイントとセット数

ちなみにバレーボールの試合ではどのようになれば勝利なのかというと、3セット先取になります。25得点を先に制したチームが1セット取れるので、それを3回繰り返せば勝利できるということになるのです。3セットとなると最大で6セット分の試合を観ることになるかもしれませんから、意外と長く感じるかもしれません。逆を言えば、それだけ長い間オリンピックの競技が観れるということにはなります。
このように東京オリンピック2020で行われるバレーボールにはさまざまなルールがあります。少しだけでもルールを覚えておく方が試合を楽しめますので、是非参考にしてみてください。ルールを理解したことでバレーボールへの興味が増したなら幸いです。

オリンピックに向けての課題と対策

2020東京オリンピック
日本代表の選手は世界トップクラスの選手と対応していかないと厳しいため、男子は圧倒的な高さとパワーの面でハンデがあり克服できないと太刀打ちができないことが現状です。女子は戦術を磨けば対応できますが、ラリーが長く続くためスタミナがないと厳しくなります。
バレーボールは日本のお家芸とも呼ばれていましたが最近ではアメリカ合衆国やブラジルの中南米やロシアやイタリア、ポーランドなどのヨーロッパ勢の勢いが止まらなくなり、東京オリンピックは地元で開催されるため意地を見せるように期待したいものです。
日本のバレーボールは世界から注目されていますが強豪との差は広がることが現状で、データを分析して勝ち抜けるようにすることが求められます。
バレーボールはフェイントをかけるなど駆け引きをしないと日本は世界に太刀打ちすることが難しく、高さやパワーに押し込まれないようにすることが必要です。世界ランキングは基本的に大会ごとに変わりますが、日本は初期の頃と比べると落ちて来ています。しかし、女子では躍進しているため期待でき、地元開催のためメダルの可能性もあります。バレーボールは前回の東京オリンピックから始まったため、56年の時を経て日本の躍進に期待したいです。

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