NBAバスケットドリームチーム結成のアメリカ、2020自国開催の日本の意地への期待

バスケットボールでのオリンピックの歴史と2020に向けて 競技種目

オリンピックのバスケットボールの歴史はいわゆる商業オリンピック化した1984年ロサンゼルスオリンピック大会を境に大きく、その方向性を変えています。

NBA選手の参加がIOCの重要命題

世界No.2の人気スポーツ、商業オリンピックではサッカーと並んで、NBA選手の参加がIOCの重要命題に!
IOCが財政再建を目指して、オリンピックの拡大、商業主義化、高額なオリンピックの放送権料の販売、ロゴや広告のスポンサー以外での使用禁止、サマランチ会長が成し遂げたこの改革は他のスポーツの競技団体が追随するくらいだったのは言うまでもないです。

そして世界No.1スポーツのサッカー、No.2のバスケットボールを始めとした人気競技のプロ選手が参加できるように働きかけました。

サッカーはワールドカップが競技の頂点であることは全世界で周知されているために、オリンピックからの撤退を示唆したために、IOCは益々バスケットボールにNBAのドリームチームが参加をできるように促していきます。

この転機になったのが1988年のソウルオリンピックでした。
かってのアメリカは大学のスター選手揃いだけでも、常にオリンピックで覇権を築いてきたのですが、この大会でソ連に準決勝で力負けして銅メダルで大会を去ることになりました。

テレビ報道では当時からアメリカ、そして日本でもオリンピックが近づくと取り上げられる機会の多い1972ミュンヘンオリンピック決勝でのアメリカ対ソ連の死闘です。
あのときは冷戦下という社会背景もありながら、終了間際の審判の判定に紛糾が起き、アメリカは破れてしまいます。

あの時とは違った完全な完敗がバスケットボール発祥国、そしてバスケ大国アメリカに衝撃を与えたのでした。

このことがアメリカにオリンピックにNBA選手の派遣を積極的に動かしました。
ソウルオリンピックの翌年に国際バスケットボール連盟がオリンピックに限らず、世界選手権など主要な国際大会へのプロ選手の参加を認めます。

これにより1992年バルセロナオリンピックからNBAを始めとした世界トップ選手の参加が可能になりました。
IOCにとっては放送権料の上乗せが認められる多大な要素になりました。

ドリームチーム1の与えた衝撃

ドリームチーム
世界No.2人気のスポーツのトップオブリーグであるNBAのトップ選手が参加することは全世界に衝撃を与えます。
まずはオリンピック前年にHIV感染を理由に引退したマジック・ジョンソン、そしてジョンソンのライバル、ラリー・バード、そしてスーパースターとして人気の絶頂期にあったシカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダン、監督もカリスマ性のあるチャック・デイリーを起用します。

NBAのトップ選手は参加には消極的だった選手も多いのですが、アメリカの国内世論の盛り上がりには抗えないのでした。
NBAのオールスターはイースト、ウエスト地区の対抗戦になるだけに、真の意味でスーパースターが一同に集まる夢のチームとして『ドリームチーム』として呼ばれるようになったのです。

このドリームチームはまさしく真のドリームチームであり、バスケットボールをよく知らないような層まで知名度のある選手ばかりで、試合内容も圧倒的でした。

1996年アトランタオリンピック以降のバスケットボールの歴史

バスケットボールの歴史
1992年にドリームチームでアメリカは王座を奪回し国民の溜飲を下げ、地元開催のアトランタオリンピックでも王座につきます。
ただしプロ選手が参加できるようになり、他国のレベルが上がったこと、東西冷戦が解消されて、東側の有望選手がこぞってNBAの門を叩きレベルが上がったこと、要因は様々ですが、アメリカと他国との差が縮まり始めます。

一番の大きな問題はモチベーションです。
高額な年俸とスポーツメーカーとスポンサー契約をしているNBAのトップ選手にとって名誉以外にオリンピックに参加するメリットがないのです。
その結果辞退選手が相次いだ2004年のアテネオリンピックでは予選リーグで早くも2敗し、決勝トーナメントでは優勝したアルゼンチンに敗れ3位で大会を終えています。

その後の3大会では苦戦した試合もありますが、アメリカは金メダルを獲得、オリンピックのバスケットボールの歴史はアメリカとともにあります。

オリンピック女子バスケットボールの歴史

1976年のモントリオールオリンピック以来、アメリカが金メダル9、ソ連2、独立国家共同体1(実質ロシア代表)と大きく他をリードしています。
アメリカはここまでの大会6連覇中であり、決勝のスコアも圧倒的なものがあります。
オリンピック女子バスケットボールの歴史もアメリカとともにあります。
男子は18回のオリンピックで15の金メダル、銀1、銅2の成績です。
女子は10回の参加で金メダル8、銀1、銅1の成績です。
今後もオリンピックのバスケットボールの歴史はアメリカとともに続くのが濃厚です。

競技概要とルールを知る

競技概要とルールを知る
バスケットボールは、2020年東京オリンピックでも盛り上がる競技の1つですが、日本代表も男子は44年ぶり、女子は前回のリオオリンピックに続いて2大会連続の出場を決めております。そこで2020年東京オリンピックでバスケットボールをより楽しむ為、バスケットボールがどの様な競技で有るか、バスケットボールのルール等について調べてみましょう。

人数制とバスケットボール

東京オリンピックで行われるバスケットボールには、一般的に知られている1チーム5人で対戦する5人制と、1チーム3人で対戦する3×3と呼ばれる種目に分ける事が出来ます。
バスケットボールは1つのボールを手で扱いながらバスケットゴールにボールを入れその得点を競う競技で、縦28m横15mのコート内には高さ305cmに設置された直径45cmのゴールが設けられます。また、使用されるボールは国際規格で決められており、男子が使用するボールは周囲が75cmから78cm重量は600gから650g、一方女子が使用するボールは周囲が72cmから74cmっ重量は500gから540gとされており、男子と女子では使用するボールの大きさだけが異なります

時間

次に競技が行われる時間ですが、バスケットボールの試合は時間制となっており、1試合は4つのピリオドに分けられ、1ピリオド10分で4ピリオド40分間で試合が行われます。
この40分間の試合時間は、例えばサッカーの様にタイマーを動かしっぱなしではなく、試合中の反則時やゴールが決まる都度タイマーを停止させ、コート内で選手がボールに触れている時間のみタイマーが動く事になっており、サッカーの様なロスタイム制は取られておりません。また、基本的に試合の引き分けが無い為、同点のまま40分間が終了した場合には5分単位の延長戦が行われます。

5つのポジション

次にバスケットボールにも選手の特徴を活かしたポジションが有るので確認しておきましょう。基本的にバスケットボールには5つのポジションが有ると言われており、ポイントガード(PG)やシューティングガード(SG)、スモールフォワード(SF)やパワーフォワード(PF)、更にセンター(C)に分ける事が出来ます。
ポイントガードは、チームの中心となり試合運びを組み立てたり試合中のチームの司令塔としての役割が非常に強く、チームの中でも比較的身長の低い選手でも活躍が期待できるポジションです。一方シューティングガードは、ポイントガードの選手と一緒に試合の組み立てを行うと共に、自分でも積極的にゴールを狙える選手、スモールフォワードやパワーフォワードはチームの得点源としての役割、更にセンターはチーム内で最も身長の高い選手が入りゴール下をきっちりと守ると共に、ゴールを狙う事が出来る選手となります。

基本的なルール

基本的なルール
次にバスケットボールの基本的なルールについて調べてみましょう。先ずバスケットボールの得点には1点から3点迄の得点が与えられます。
攻撃側のチームがシュートを放った場所によって2点シュートまたは3点シュートが決まりますが、コート内に引かれている3ポイントシュートラインの外側からシュートを放ちゴールが決まると3点、3ポイントラインの内側からシュートを放ちゴールが決まると2点、更にファウル等によって与えられるフリースローの場合はゴール毎に1点となります。
特に3ポイントシュートは試合の流れを決めるとも言える大きな得点チャンスのシュートである為、試合観戦の際には見逃せないシュートです。

ファウル反則等

一方、バスケットボールは他の競技と比べて大変スピーディーな試合展開が魅力で有る事から、反則等についても理解しておくと試合展開が判り易くなります。
バスケットボールは、ボールを手で扱う競技ですが、選手がボールを持ち3歩以上移動する事が出来ません。また、足などにボールが触れさせる事も出来ない為、この様な場合はバイオレーション(違反)として、ボールを持つ権利が相手チームに移ります。一方、相手選手に対する反則行為は、犯した選手に対してファウルを与えそのファウルが1試合の中で5回になるとその選手は退場処分となってしまいます。
このファウルはいくつかの種類が有り、相手選手を押してしまうプッシングや相手選手を叩いてしまうハッキング等の他に、相手選手に対して明らかに故意にファウルをしてしまう場合や、試合に影響を与える事によって与えられるアンスポーツマンファウル等が有ります。

東京オリンピック男子バスケット展望

バスケット展望
Stop America アメリカを止めれるチームがあるのか?

正直男子バスケットボールに関しては、アメリカが大本命であり対抗、穴、大穴は皆無だと言えます。
選手編成にもよりますが、前回の大会もセルビアを圧倒したことにより、トップレベルの選手が参加をすれば、勝負に絶対にないものの、負ける要素は少ないです。
フィールド競技は東京の夏の気候を考えれば、過酷な状況になり波乱の要素も生まれてきますが、空調の効いたインドアスポーツではなかなか波乱も起きにくいです。

男子その他の各大陸予選状況

ワールドカップ で出場国7ヶ国が権利を取得します。
各大陸の最上位1ヶ国と欧州、アメリカ大陸は二ヶ国ずつの出場枠があり、そこで権利を取れなかったチームが世界最終予選に周ります。
世界最終予選での枠の振り当ては4ヶ国になっています。

ワールドカップは今年の2019年8月31日から、9月15日までの日程で中国で開催されます。
世界最終予選は慣例ですと2020年の春になりますが、セントラル方式になるかどうかも含め未定です。

東京オリンピック男子バスケットボールで日本代表の躍進は期待できるか?

日の丸JAPAN
ホームの声援を受け、次世代の少年達にバスケットへの希望を伝えたい・・・
正直期待したいですが難しのが現状です。
シビアな目で見なくても現実は厳しく、開催国枠で出たワールドカップ以外は全く国際大会の舞台に立てていないのが現状です。
さらに組織のゴタゴタにおいて、バスケットボール協会が揉めて、国際バスケットボール連盟から勧告を受け、正直今でも運営は国際レベルの協会ではないです。
またフィジカルの差が大きく、スピード&パワー、そしてテクニックに加え、チーム戦略も劣るだけに厳しいです。
もともとバスケットボールには開催国枠が与えられる予定がなく、この春に開催国枠を得ることになりました。
残りの一年しかない強化期間と協会のごたつきでは上積みを期待できる要素が皆無です。ただプロバスケットボールチームのBリーグも盛り上がっているのでホームの力も取り入れ期待したいところです。

東京オリンピック女子バスケットボール展望

Stop America アメリカを止めれるチームがあるのか?

こちらの展望も男子と同様に女子アメリカチームを止めることのできる国があるかに焦点が集まります。
正直国際大会の成績を見れば一目瞭然で、『ドリームチーム』を編成してくる男子よりも圧倒的な安定感があるのは事実です。
対抗馬になりそうなのは、ロシアやカナダあたりなのですが、正直力の差は否めないです。
男子同様にインドア競技ゆえに東京の真夏の気候のダメージは受けにくいので、正直アメリカの金メダルは男子よりも盤石です。

女子その他の各大陸予選状況

女子バスケットボールの出場国の権利獲得までの流れは男子と大幅に違います。
ワールドカップのチャンピオンのみが権利を獲得可能です。
それ以外のチームは各大陸選手権に回ることになります。
各大陸の覇者がそれぞれ出場権利を獲得し、それが5チームです。残ったチームで世界最終予選を戦いますが、まだ詳細は未定で出場権利は5枠と大きいです。

東京オリンピック女子バスケットボールで日本代表の躍進は期待できるか?

「AKATSUKI FIVE」が世界を驚かせる可能性は充分あり!!!

男子と違い、女子は過去にそれなりの実績を上げてきています。
リオデジャネイロオリンピックでも決勝トーナメントで絶対王者アメリカに食い下がった姿は感動を覚えました。
男子と違い、アジア選手権を獲得した状況や1996年のアトランタオリンピックで中国を撃破し、地元アメリカと大熱戦を繰り広げた試合など印象的な試合が多々あります。

マスメディアの露出は女子競技ではサッカーやバレーボールに劣るのは間違いないでしょう。
ただしここ20年で対戦ランキング上位のチームを苦しめてきた実績があるだけに期待はしてしまいます。

まとめ

2020東京オリンピック
出場権はまだ獲得していないものの、男女ともにアメリカの優位は動かないです。
一発勝負ですから、絶対はないですが、波乱が起きる要素が見当たらないのが現状です。
ホームの声援を受けた日本女子バスケットボールチームが旋風を巻き起こすことを期待しましょう!

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