卓球王国中国と日本の悲願のメダル獲得に向けて2020展望と歴史

卓球 競技種目

過去のオリンピック競技での「卓球」の歴史と中国の強さ

オリンピックでの卓球の歴史は意外に浅く、歴史が始まったのは正式競技として採用されたのは1988年のソウルオリンピックからだったのです。
オリンピックの卓球は中国とともにあると言っても過言ではないです。中国の国技とも言えるのが卓球です。
昨今中国サッカースーパーリーグへ移籍する世界的な選手や指導者がインタビューで語るのは子供は皆サッカーではなく卓球をやっているという印象だとメディアで語ります。
ここまでの大会で中国が奪った金メダルはなんと驚異の28個です。
銀メダル17個銅メダル8個と合わせて総数はなんと53個と圧倒的です。

中国以外の強豪国

2位の韓国が金メダル3個ですから、その、差は歴然としています。
国技として卓球が普及している中国では至極当たり前のことかもしれません。
この強さが子供たちに憧れを呼び、さらに次世代を育てていくのだと言えます。

ソウルオリンピックから採用された卓球の競技は、基本的に男子シングルス・女子シングルス・男子ダブルス・女子ダブルスの4種目が採用されました。
ソウルオリンピックでこそ、地元韓国勢の活躍に溜飲を下げられるシーンも目立ちましたが、その後は磐石の体制を築き上げています。
東アジア勢以外では、卓球のプロリーグがあるドイツのブンデスリーガを抱えるドイツは意外にも金メダルはまだ1つも獲得していない事実があります。
ドイツは卓球王国とも言えるのですが、銀メダル3個銅メダル3個と中国の厚い壁に阻まれています。
強豪国のスウェーデンでも、メダルの獲得数は少なく、結局日本、中国、韓国の東アジア勢の強さが目立つ競技となっています。
またオリンピックでは国別に制限人数が決まっています。
1ヶ国最大3人までしか、卓球の各種目にエントリーができないです。人数制限がなければ、中国のメダル総数はこの数字以上のものになるとも言われています。

変わる歴史からオリンピックの採用そしてダブルス採用まで

変わる歴史からオリンピック
1988年のソウルオリンピックから2004年のアテネオリンピックまでは非常に競技種目はシンプルなものでした。
前述した通り、ソウルオリンピックこそ地元の声援を受けた韓国勢の活躍が目立ちましたが、2004年までに金銀だけで中国勢が26個も獲得した寡占状態は様々な部分であつれきをうみました。

基本的にオリンピックでは不人気種目は近年では排除される傾向があります。
サッカーバスケットボールといった人気種目ではその心配はないのですが、バレーボールやレスリング、柔道などではルール改正を顕著に行っています。
試合時間の短縮化や勝敗のわかりやすいシステム作りなど取り組み方は様々です。

卓球もその例外ではなく、国際卓球連盟も危機感を覚えていることは間違いなかったのです。
特に最大のスポンサーでもあるアメリカでは卓球は不人気でもある実情もありました。

日本でも卓球の人気スポーツ化、集客力向上を目指してさまざまな努力が協会が努力をされてきたのはご存知の方は多いです。
一部からは卓球のショーマンビジネス化ということで批判を浴びましたが、ユニフォームや時間の短縮化を図るためのルール改正など様々な取り組みがされてきました。

団体戦の導入

その中でもナショナリズムが高揚されて、注目を集めやすい国別の団体戦が導入されたのは必然的な流れだと言えます。
スポーツを国威高揚に使う中国、2008北京オリンピックの開催から、団体戦が採用されたのは決して偶然ではないです。
日本、韓国、中国この3ヶ国では人気を特に集めています。
世界選手権の国別団体戦とは違い、オールシングルスマッチにせず、ダブルスを一試合混ぜることで波乱の要素をうまく組み込んだのも成功したと言えます。

2020年からは男女混合複合ダブルスが採用になりました。
これは昨今の時代背景を物語る流れだと言えます。
特に今回は初めてなので、有力選手同士のシングルを主戦場にしているペアに、ダブルスを主戦場にしたペアとの勝負は特にみものです。

オリンピックの卓球の歴史はやはり中国の刻んだ歴史だといえます。前回大会でラケットラバー云々のトラブルも発生しましたが、今回はどんな試合が行われるのか注目です。

東京オリンピック2020の展望

中国
『中国人は卓球しかしない!?』
今年の春話題を集めた中国サッカーの現状を揶揄したセリフがあります。
イタリアの名将で中国代表監督を務めたマルセロリッピ氏のインタビューで中国での生活をイタリア紙に話したセリフです。
サッカーがなぜ中国では強くならないのかという質問です。

最も大きいのは文化の違いだ。日韓の選手たちは学校やジュニアチームで成長し、子供たちもあちこちでサッカーをしている。しかし、中国の子供はサッカーをせず、卓球が好き。中国のサッカー文化はまだ始まったばかりだ

と語りました。
これが一つの答えになると思います。
リッピ氏は昔から歯に衣を着せぬ監督で有名ですが、以前から中国の子供は卓球ばかりしていると揶揄してきました。

圧倒的に卓球が普及し、日本人の有力選手が中国卓球リーグへ活動の場を移している現状からしても、圧倒的に男女ともにこの東京五輪でも中国が場を支配するのは間違いないです。

男女シングルス、男女国別団体戦、そしてこの2020年から開催される男女混合ダブルス全てで金メダルを狙ってくるのは間違いないです。

東京オリンピック2020ルール・競技概要

東京オリンピック2020ルール・競技概要
相手のコートに入れ続ければ勝ち!卓球はサービス(1球目)から始まりレシーブ(2球目)、3球目と続きます。ラリーでより多く続けた人にポイントが入ります。

サービス(1球目)について

サービス(1球目)について。サービスは卓球の中で一番重要といってもいいポイントの一つです。サービスは自分のコートに1回、相手のコートに1回バウンドさせるようなボールを打たなくてはいけません。テニスのようにノーバウンドで相手のコートに入れてしまうと失点になります。

レシーブについて

相手の打球が自分のコートに1回バウンドした後、相手のコートにバウンドさせるように返球します。最近は、「チキータ」、「フリック」のように返球の仕方が様々あるのでサービス1本を研究しても卓球の勉強になります。

1ゲーム11点制5ゲームマッチ

1ゲーム(1セット)11点制基本サービスは2本交代です。先に11点を取ると1ゲーム先取になります。10対10になることがあります。その時には2本差がつくまで試合が続きます。10対10以降、サービスは1本交代になります。
1ゲーム(1セット)ごとにチェンジエンド1ゲームごとにコートを交代します。5ゲームマッチの時には5ゲーム目(最終ゲーム)、7ゲームマッチの時は7ゲーム目(最終ゲーム)にはどちらかの選手が5ポイントに達したら交代します。

ゲーム間の休憩

タオル休憩ゲーム間には1分間の休憩があります。休憩といっても、1分間に水分補給をし、アドバイスをもらいコートに戻るので、ベンチで座って休むことはしません。ゲーム中にタオル使用で汗を拭いたりすることが許されています。両者の得点の合計が6の倍数の時にタオルの使用が認められています。

促進ルールとは

卓球には様々な戦型があり、相手のミスを待つような戦型の選手(カットマン・ショートマンなど)がいます。カットマンVSカットマンの試合になると、ラリーが数十本続くことも多々あるのでこういう場合に促進ルールを適用します。各ゲームの開始後に10分経っても1ゲーム(1セット)が終了しない場合に適用されます。(ただし、両者の得点の合計が18以上の場合は適用されない)
促進ルールでは、レシーバーが13回返球すると、レシーバーの得点になります。サービスも1本交代に変更されるため、試合が長引くことを防ぐルールだと思ってください。(促進ルールを見ることはそこそこないと思いますが、こんなルールもあるんだと思ってください)

ネットインの取り扱い

ネットに引っかかったボールの取り扱いについてです。サービス時のネットはやり直し、レシーブ以降のネットは続行です。時々、選手が相手に謝っているのは礼儀なので、ネットに引っ掛かって入ってしまい得点になった場合は、拍手はやめましょう。

サービスの注意(やり直し、失点、ダブルス)

1ゲーム11点制5ゲームマッチ
サービスの時、トスを斜めに上げてしまったり、球を隠すようなサービスは失点になることがあります。1回目は注意、2回目からは失点になります。
サービス時のネットはやり直しになります。サービス時のネットのやり直しは2回連続でも3回連続でも失点にはなりません。
ダブルスのサービスは要注意です。ダブルスのサービスは自分のコートの右半分から斜め(相手のコートの右側)に打たなくてはいけません。右半分からストレート方向(相手のコートの左側)に打ってしまうと失点です。

ダブルスの注意点

ダブルスの注意卓球のダブルスは交互に打たなくてはいけません。例えば(A・B) VS (C・D)としましょう  A → C → B → D → Aと打っていきます。
1ゲーム目、ACBDの順に打ったとしたら、2ゲーム目はサーブ・レシーブが交代になります。 A → D → B → C → Aとなるので、1ゲームうまく勝てたとしても、2ゲーム目が勝てるかどうかはわからないのがダブルスの魅力です。東京オリンピックではシングルス(男女)・混合ダブルス・団体(男女)が行われます。東京オリンピックから混合ダブルスが行われます。

男子世界ランキングの現状

2019年5月現在、男子世界ランキングの1~3位は中国の選手内で回しあっているのが現状です。
4位に日本の張本選手、7位ポル(ドイツ)、8位ブラデノ(ブラジル)9~10位が韓国の選手になります。
これから考えても中国のメダル独占が崩れる可能性があるとすれば、卓球王国中国の遺伝子をもった張本選手なのかもしれないです。

女子世界ランキングの現況

2019年5月現在、こちらはさらに1中国の上位独占が進み、世界ランキングの1~5位を中国勢が占めます。
一ヶ国3人までのルールがありますから、女子シングルスの2番手グループには日本の石川、伊藤、平野、ランキングがそれぞれ6、7、9位ですから、実質オリンピックでは4、5、7位の評価と言っていいでしょう。
一発大穴をあけるとするのならば伊藤美誠、平野 美宇、この伸び盛りの2人です。

国別団体戦

卓球
オリンピックの卓球の国別団体戦は世界卓球や一般的な他競技の団体戦とは違った仕組みだとしっている方は実は多くないです。
一番の違いは、オリンピックではダブルスの試合が1試合組み込まれている事が大きく違います。
いわゆる『絆』ルールとも言われているもので2人のスーパーエースがいればさほど問題なく勝てる世界選手権の卓球と違い、3人の総合力が試されるのがオリンピックの卓球です。
とはいえ、やはり中国の優位は揺らがないのは現状です。
日本がこの団体戦に総力戦で臨んだ場合、当然日程的に男女シングルス、混合ダブルスに支障を来たします。
ベストコンディションで臨めない選手は出てきます。
ベテランの域に達している石川佳純、彼女をどのポジションで起用してくるかは一つのターニングポイントになるかもしれないでしょう。
男女混合ダブルス、またはシングルスどちらかを若手に譲る可能性も考えられます。
またはこの団体戦に若い血を入れて、未来へ繋げるのか、戦略は監督次第です。

混合ダブルスについての展望

混合ダブルスに関しては、ここにきて中国の男女ランキング1位同士の豪華ペアの結成が話題になってきています。
日本で期待されるのが世界ランキング3位の吉村真晴、石川佳純ペアと同5位の森薗政崇伊藤美誠ペアです。
但し世界選手権の状況を見るとまだまだ図抜けた力を持つペアはいない状況です。
いずれにせよ中国勢のペアのマッチングな動向次第で本番の勢力分布図は極めて大きく変わります。

まとめ

卓球まとめ
質、量ともに圧倒的な中国を日本が追う形になります。
インドア競技とはいえ東京の暑さで複数の種目に参加するとなれば疲労がたまり、万全でない種目です。いかにして中国の質量の間隙を抜けるか、それがポイントとなるでしょう。

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