ゴルフの発祥とオリンピックのゴルフ
ゴルフの発祥はイタリアやオランダ、フランスなど様々ありますが、ヨーロッパで生まれたというのが有力です。
そんなゴルフですが、オリンピックに登場したのは近代オリンピックからです。
近代オリンピックは1896年から始まり古代オリンピックとは繋がらないない大会です。
ただ古代オリンピックも近代オリンピックも世界の平和と発展を行われているのには間違いありません。
そして近代オリンピックは今でも行われている100年以上続く平和の祭典です。
ゴルフの登場
オリンピックのゴルフに関しては長い歴史があるとは言えないです。
ゴルフは近代オリンピック第2回と第3回大会に登場した以来、開催はされていませんでした。
しかし、強い要望もあったということと場所がブラジルのリオデジャネイロで行われるということで2016年のリオデジャネイロ五輪で復帰をしました。
ゴルフがオリンピック競技から長きにわたり除外されていたのには次の理由があります。
「男子4大陸75カ国以上、女子3大陸40カ国以上で広く行われている競技のみ」
という条件をゴルフは、満たしていなかったということが考えられます。
次回の五輪でもゴルフは引き続き競技として採用されていますが、長いオリンピックの歴史で見てもゴルフはまだ4回目なので新鮮な気持ちでオリンピックのゴルフを見れる人が多くいます。
現在、過去3大会で最もメダルを獲得しているのアメリカです。オリンピックのゴルフで今まで19のメダルが作られましたが、そのうちの11のメダルををアメリカが獲得しています。
他の国のメダル獲得数を見ると、イギリスは3つメダルを今までで獲得しています。
あとはカナダ、韓国、ニュージーランド、スェーデン、中国がそれぞれメダルをひとつずつ獲得しています。
アメリカがダントツで強いのは分かりますが、全体を通して見ても先進国しかメダルを取っていないことが分かりました。
一方日本も先進国ではありますがなぜメダルは獲得できていないのでしょうか?
オリンピック大会での日本の活躍
日本はオリンピックのゴルフに第31回のリオデジャネイロオリンピックから参加しました。
日本にはゴルフの競技人口が800万人(2011年)いて決して競技人口が少ないとは言えません。
しかし競技人口は年々減少していて2001年の競技人口数から数えるとゴルフ人口は約4割減っています。
石川遼の活躍などにより競技人口が増えていると思いがちですが、少子化の流れで競技人口は減っていく一方でその理由もります。
そしてこの競技人口の中の約5000人がプロのゴルファーです。
日本はゴルフでメダルをまだ一度も獲得したことがありません。
2018年のリオデジャネイロオリンピックでは女子の野村 敏京が最もメダルに近づきました。3位の選手との差がマイナス1でまさかの4位に終わってしまいました。男子では池田 勇太選手も21位で敗退してしまいました。
東京五輪での日本への期待
日本のゴルフ競技者は世界のゴルフ人口の約15パーセントにもなる。決して少ない数ではありません。金メダルを量産しているアメリカでは世界のゴルフ人口45パーセントになっています。
日本の競技人口はアメリカに次いで2位です。決して少なくはありません。一方金メダルを、獲得したこともある韓国は2パーセント、イギリスでも6パーセントしかいません。日本の競技者人口の数であればきっとメダルを獲得できます。
日程
東京五輪2020のゴルフ競技は国際ゴルフ連盟(InternationalGolfFederation)が管轄して行われる大会です。競技日程は男子が先行して実施し、7月30日から4日間の日程で8月2日が最終日の予定です。女子は3日間空けて8月5日~8月8日までの4日間での競技日程が組まれています。文字通り真夏の熱戦となる会場の舞台は埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部となっています。
競技会場
霞ヶ関カンツリー倶楽部とは埼玉県初のゴルフ場でもあり、1929年の開場につき90年の歴史を刻む伝統の誉れ高きゴルフ場です。日本初のゴルフの国際大会を開催した場所でもあり、日本オープンゴルフ選手権も四度開催された名門コースです。コースは二種類あり、東と西で設計者が違います。三年前の平成28年にはトム・ファジオとローガンファジオ両氏による全面コース改造を東コースでは実施しました。既存のレトロな赴きを残しつつ、時代背景にあった今の時流に則したコース設計がされています。
霞ヶ関カンツリー倶楽部
住所:埼玉県川越市笠幡3398
ルール・競技概要
普段のIGFツアーではほとんどない四日間通しでの長丁場、気になるルールこのオリンピックのラウンドの最大の特徴は二日目終了時に規定人数、スコアでの足切り、つまり予選落ちがないということです。
18Hの1ラウンドを四日間、72ホールに渡るスまトロークプレイが実施されます。そのため優勝者と最下位で大きく差がつくのは必然と言えます。四日間の通算成績でトップタイスコアが複数名いた場合は順位を決定するためにプレーオフを開催します。プレーオフは3ホールでのマッチプレーになり、勝敗を決します。
気になる参加資格!どんな条件?
参加選手数は男女60名ずつの総人数120名で行われます。オリンピックランキング15位までに優先出場権利があります。
2020年6月23日時点でのオリンピックランキング上位15名に参加資格が与えられる男子、女子は一週間遅れの6月30日時点の同ランキング15名までに優先参加資格が与えられます。国の名誉と威信を背負ったナショナルマッチの側面もありますので、一ヶ国からの参加人数は四人までの制限があるのも特徴といえます。2019年5月25日現在の男子世界ツアーランキングで例えてみましょう。トップ15の国籍の内訳はアメリカ9、イギリス3、オーストラリア、イタリア、スペイン各1、つまりアメリカは最高で4人までが出場可能ですので6位のタイガーウッズ選手までの出場が可能です。(注)実際の国籍はイングランド2、北アイルランド1ですが、オリンピックはイギリスでの参加になりますので3になっています。世界ランキング15位以内の場合一ヶ国一人に一人だけなら、16位以下の内の一名のみが参加可能です。これによって出場権利が獲得可能な選手を選出します。2019年5月24日時点での上位15名の内訳はアメリカ4、イギリス3、オーストラリア2、スペイン2、南アフリカ、日本、スウェーデン、中国各1になります。
オリンピックランキングとは?
『2018年7月1日から2020年6月22日の間に各種大会での成績に基づき算出されたランキング』
混同していけないのは『IGF』本来の世界ツアーランキング、女子のロレックスランキングをもとに算出してはいますが、必ずしも一致しない部分もあります。オリンピックランキング上位15名以外、残る45名の参加者は基本的にオリンピックランキングの上位45名となります。これに加えて開催国枠で一名が出場可能です。松山英樹選手がランキング上位15名枠に該当するために、現段階では76位の今平周吾選手が該当します。それに加えて各大陸連盟枠が五大陸で各一名ずつ発生します。
東京オリンピックで注目の選手
まずは男子選手を紹介していきたいと思います。
松山 秀樹
日本のトッププレイヤーです。
世界の名だたる大会でも成績を残しているので、安定した技術を持っていて頼れる選手であることは間違いありません。
彼がいれば日本ゴルフチームを引っ張ってくれる心の中枢的な活躍もしてくれます。
稲盛 佑貴
狙ったところに正確に飛ばすため「日本一曲がらない男」と呼ばれている有力選手です。
幼い頃か父親の影響でゴルフに打ち込める環境が作られていた。
ドライバが得意なため、東京五輪でも得意のドライバーで日本チームにメダルをもたらしてくれることが期待できます。
星野 陸也
身長186センチと日本ゴルフチームの中でも最も長身な選手です。
その恵まれた身長を活かした飛距離が彼の持ち味です。
まだ23歳と若いため、失敗を恐れずチャレンジすることができ、空気を変えることができると期待されています。
宮里 優作
アマチュアでは数々のタイトルを総なめにした。確実に実力を培ってきた選手です。
競技歴も長いので、他の選手をまとめ上げ、落ち着いた判断を下すことのできる頼れる存在になると思います。
次に女子選手です。
比嘉 麻美子
沖縄出身の競技歴16年の選手です。
緊張しそうな場面でも落ち着いて自分の仕事をこなすことができるため、大きな活躍こそはなくても頼りがいのある選手です。
大切な場面や、チャンスの時ほど実力を、はっきすることができ、日本ジュニア女子大会では最終ラウンドにホールインワンを決めて8打点差からのまさかの逆転勝利をしました。
東京五輪でもホールインワンを決めてもらいたいものです。
小祝 さくら
8歳からゴルフを始め数々の大会ではタイトルを手にしてきました。
まだ若い21歳ながら、落ち着いたプレースタイルと恐れずに果敢にプレーをすることが出来る。
思い切りのいい選手なので、すごいプレーが見られるのではないかと期待できます。
松田 玲英
10歳からゴルフを始め、小学生時代から様々なタイトルを手にしてきました。小祝さくら選手と同い年でありながらプレイスタイルはどちらかといえば慎重です。
慎重な性格であるため大きなミスなく勝利することが出来るのではないかと思います。
東京オリンピックでの期待とまとめ
来年の東京五輪では上記の選手達の活躍は期待できます。
先ほどもご紹介しましたがゴルフ人口世界で2位は日本です。
日本の選手層はかなりあつく東京オリンピックではリオデジャネイロオリンピック以上の活躍をしてくれると期待でき日本がメダルを獲得出来る確率はかなり高いです。
特にゴルフは自然やコースを熟知しておくことと同時に自分とも、戦わなければならないメンタルを使うのスポーツです。
次回は、東京オリンピックであるため、選手達のホームグラウンドの日本です。
ホームグランドの日本で確実にメダルを手に入れることが出来るように東京五輪では頑張ってもらいたいです。